毒の科学の記事一覧
毒の種類と分類|神経毒・出血毒・細胞毒
神経毒・出血毒・細胞毒という三つの言葉は、どれも「毒」を指しているのに、実際には傷つける相手が違います。神経毒はニューロンや神経筋接合部、出血毒は凝固系や血管内皮、細胞毒は細胞膜・代謝・核酸合成系を主な標的とし、その違いをNa+/K+/Ca2+チャネル、シナプス、血液凝固、膜障害という分子レベルで並べると、
大学の放射線生物学の講義で最初に印象に残るのは、「紙一枚で止まるα線、しかし体内では細胞核に直撃する」という対比です。放射性物質は毒と呼べるのか――この問いは、毒性学の演習で扱う mg/kg の LD50 と、放射線で使う Bq・Sv の線量がまったく別のものだと気づいたところから、