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白石 環
生物学者・自然観察ガイド
フィールドワーク重視の生物学者。有毒生物の進化戦略や警告色の研究に取り組み、「なぜ生物は毒を持つようになったのか」という進化的な問いを追究しています。
白石 環の記事 (2)
自然界の毒
毒キノコ図鑑|日本で見つかる危険な20種
秋の広葉樹林で倒木に重なるように群生するツキヨタケを前にすると、そっくりなヒラタケやムキタケとの違いが、図鑑の写真ほど単純ではないことを痛感します。まとまって生える姿そのものが「食べられそうだ」という先入観を生み、誤認の入口になっていました。
自然界の毒
ヒョウモンダコの毒学と最新研究
磯のタイドプールをのぞいていると、ふだんは褐色まじりで目立たない小さなタコが、こちらの動きに反応した瞬間だけ青い輪を浮かび上がらせることがあります。沿岸の自治体ポスターでヒョウモンダコの名を初めて知った人にまず伝えたいのは、怖がることより先に、どんな生き物で、どの毒を、どう理解すべきかという視点です。